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nt

Author:nt
2004年4月よりアメリカの小児病院腫瘍科血液科にてChild Life Specialistとして勤務。2010年より異なる仕事でCLに関わっています。実習ではSurgical Unitと腫瘍科外来を経験し、インターンシップは脳外科神経外科&ERで行う。

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音楽療法&芸術療法

2007.12.07 20:26|*アメリカ医療事情*

先月の終わりから音楽療法士が子ども病院で活動をはじめ
先週から芸術療法士が血液腫瘍科のチームの仲間に加わりました。
音楽療法士も芸術療法士もどちらもBoard Certified(認定された)専門家で
音楽療法士の方は学校で、芸術療法士の方はボストンの病院で活躍されている
経験の豊富なかたがたです。
音楽療法も芸術療法も色々なところで取り入れられ、特殊教育の現場などに
受け入れられています。また保険によっては療法として病院へ支払いもされます。

一昨年から運営費をもらえるように企画書を提出するまで話し合いをしたり、
職務内容を調べたり、色々な努力をCLSたちとソーシャルワーカーの方たちと
行ってきたので、ここまでたどり着けて感慨深いものがあります。
またこのような芸術療法など認定されている方たちはカウンセリングや発達心理などを
並行して勉強しながら、音楽・アートの専門性を深めているので
新しいアイディアや取り組み方、専門性などチャイルドライフのトレーニングだけでは
学べないことを共有してくれ、新しい学びの機会があるなと楽しみです。

今日も芸術療法士としての初期アセスメントの仕方、そこからどのように
こどもやティーンにあわせた作品作りを始めるかなど
5分くらいでしたが話し合う機会をもつことができ、充実した時間となりました。
心理社会支援(Psychosocial care)を一緒に行う専門家が増えるのは大歓迎です。

ハヌカが始まり、クリスマスも間近にせまり、
それに伴ったイベントや準備で忙しくなる時期です。
子どもや家族とのかかわりを持つ時間も短くなったり、
臨床が十分にできない焦りがでてくる時期でもあります。
そんなときに協力できる人、相談できる人がいることがどんなに大切かそんなことも感じます。
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医療用語を作る・変える

2007.11.10 00:30|*アメリカ医療事情*

以前一緒に働いていたソーシャル・ワーカーがオハイオ州クリーブランド
にある小児専門ホスピス勤務を経て、戻ってきました。
彼女が今日話していたのは、いのちの終わりが近づいている子どもが
心停止に陥った場合、
蘇生処置をしないという約束を保護者の方とすることがあるときに
今までは
DNR(Do Not Resuscitate=蘇生処置をしない)
という言い方を使っていたが、これからは
AND=Allow Natural Death=自然に近い状態での死を迎える・を可能にする
という言い方を使っていきましょうという流れになってきているということでした。
"DO NOT Resuscitate"と言うとQOLを良くするための治療もしない
痛みのための治療もしないのではないか、という誤解や恐怖がうまれ、
保護者の方も否定感を感じてしますが、
自然な死を迎えられるようにしていきましょうという言い方を使うことで
その誤解や恐怖心を防げるのではないかという考えから始まった動きのようです。
子どもの死はどんな状態でも、どんなときも、つらく悲しいものですが
色々な過程において、言葉の使い方、言い回しで
少しでも心にかかる負担を和らげましょうというチャレンジは
いつまでも続くことと思います。

New York Pumpkin Festival

2007.10.07 00:11|*アメリカ医療事情*

ニューヨークシティーで行われるチャリティーイベントのお知らせです。
このイベントは慢性病・難病をもつ子どもたちとその家族全員が楽しめる
キャンプ・サンシャイン(Camp Sunshine)を応援するイベントです。
昨年ボストンで行われたイベントでは3万個以上ジャコランタン(かぼちゃの灯篭)
に火がともされました。
私もボランティア参加したいと思っているので、行きたいなと思われる方は
どうぞ連絡してくださいね。

New York Pumpkin Festival
ニューヨーク・パンプキン・フェスティバル

日時:2007年10月27日(土曜日)午後ー夕方
場所:ニューヨーク・セントラルパーク
内容:
小児脳腫瘍基金やループス基金も参加して、アクティビティー、ウォーク、
屋台、など盛りだくさんな内容になるようです。
メインのイベントは夕方、かぼちゃをくりぬいて作ったジャコランタンに点火すること。
アクティビティーなどに普通に参加してもいいし、ボランティアでお手伝いすることもできます。
詳しくは下記のサイトからどうぞ。

New York Pumpkin Festival Camp Sunshine

Corporate Social Responsibility・企業の社会貢献

2007.06.17 21:05|*アメリカ医療事情*

続きです。
Telethon & Radiothonなど寄付を集めるイベントを行うと
企業による社会貢献について考えさせられます。
なぜならほとんどの大口の寄付は地域のまたは全国規模の企業からの寄付だからです。
(個人からという場合もありますが)
たとえば地元のスーパーマーケット、全国規模の薬局、大型量販店などです。

企業の寄付は税金対策という話も聞きますが、それ以上の意味もありそうです。
ビジネス誌Forbesが企業ランキングを発表するときに必ずCorporate Social
Responsibilityという項目を評価しているようにビジネスのなかでも社会貢献度が
大切だよという意識がいつも感じられます。
もちろん企業イメージ向上につながることもねらいのひとつであると思います。

最近アメリカのMBAコースに社会貢献についてのクラスがある割合が
50%以上になっているという記事もあるように
企業の管理職につくまたは起業をしようとする人たちが
社会貢献について考え実践していく土台ができあがってきているようです。

社会貢献の内容も寄付だけではなく色々です。
以下例です。
①フェアトレードの価格で品物を買い付けする
②環境に配慮しできるかぎり水、電気、紙などの利用を削減する
③働く環境を整える、従業員の健康や安全に配慮する
④雇用でのダイバーシティーを考慮する
⑤寄付や従業員のボランティア活動

企業がPRで発表する貢献内容と実際行っている内容が違ったり
会社が決めているからやらなきゃ、という思いで行われるボランティアなどは
困りますが、基本的には歓迎できることだと思います。

日本ではなかなか・・とも思いますが、企業の貢献で思い出すことがあります。
8年前、私は「死の教育」という授業を日本の大学で取っていました。
その授業の担当教授は福祉や社会学について織り交ぜながら授業をしていたのですが
その中で「日本のマクドナルドは私達が要望を送ってもなかなか
マクドナルド・ハウス(病気の子どもがいる家族のための宿泊施設・無料ー低料金)
を作ってくれない・・」とお話していました。
財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンのHPによれば
それ以前から色んな方の要望があって、実際設立に向けて動いていたようですが、
たくさんの人たちから必要性の声があがり、要望の数が多くなっていくにつれて
企業のトップも日本でも病気のこどもや家族への貢献していこうと
決めたのでしょう。少しずつでも希望や要望を訴えていくこと、いろんな人たちで協力して
一緒に必要性を唱えることが大切なんだなと思いました。
日本のマクドナルド・ハウスは2001年冬に第一号のハウスができ
現在では5ハウスが病気のこどもと家族に家のような暖かい環境を提供しています。

*LINK*
財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
Ronald McDonald House Charities

Telethon & Radiothon

2007.06.04 08:36|*アメリカ医療事情*

前置きですが、アメリカの病院の経営は
①民間保険会社がカバーする部分、
②患者本人・家族が負担する部分、
③公的保険・支援(Medicaid,Medicareなど)、
④研究に対しての助成金、賞金
⑤大学病院の場合は大学学費収入(もちろん大学運営にも使われますが)
⑥寄付金
などによる収入によって成り立っています。

病院は収支報告を公にすることも多くあるので
(州政府・市などに問い合わせると税金の書類の開示ができます)
内容を見ることもできます。
病院によっても異なるので一言では言えませんが、収入の大部分は上記①②③が占めます。

前置きはこの程度にして。

アメリカの病院、特に子ども病院には色々な寄付が集まります。
もちろん金銭的な寄付もたくさんあります。
(上記に書いたように全体収入からすると少ないパーセンテージなのですが)
色々なイベントで寄付を集める、このアイディアの豊かさには
いつも驚かされると共に、勉強させてもらっています。

この週末、6月1日2日はRadiothon、3日はTelethonが行われました。
Radiothonはラジオ放送を使って一日中子ども病院のことを
地域の人たちや企業に伝え、子ども達のための医療環境をより良く知り、
改善していきましょう、お手伝いしてくださいとPRするものです。
Telethonはテレビ版。テレビで実際に患者さんと家族を取材したり、
子ども病院から生中継をしたり、地域における子ども病院の役割を
知ってもらえるよう、放送します。
地方テレビ局やラジオ局の活動が活発なアメリカならではでもあり、
イベントとして楽しみながら、地域還元をしようという雰囲気も独特なのかもしれません。

チャイルドライフスペシャリストは子どもや家族を良く知っていることもあり、
地域の人、子どもの病気や病院の様子を知らない人にも身近に感じられる
介入をすることからも、このようなイベントに積極的に参加することが期待されます。

今回もラジオ放送のなかで少し話してくださいということで、
チャイルドライフについてお話してきました。
地域の人たちにもわかりやすいように、短い時間のなかで自分の役割や
特にビーズプログラムのこと、そして子どもとの関わりについて
話しましたが(ぶっつけ本番なことが普通です。先に打ち合わせなんてことはありません)
「あー言えばよかった、こー言えばよかった。」と色々と後で考えました。

チャイルド・ライフについて伝えるときに、どのように説明するかは
本当にチャレンジし甲斐のある課題です。
相手によって(患者&家族か、医療関係者か、一般の人か、寄付主かなど)で、
説明のしかたを変えたいし
状況によっても相手に伝わる話し方、内容をいつも考えていきたいと
また思う良い機会&勉強になりました。
常に気をつけて、これからも表現力を訓練していきたいなと思います。
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