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nt

Author:nt
2004年4月よりアメリカの小児病院腫瘍科血液科にてChild Life Specialistとして勤務。2010年より異なる仕事でCLに関わっています。実習ではSurgical Unitと腫瘍科外来を経験し、インターンシップは脳外科神経外科&ERで行う。

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ホリデーショップ

2006.12.18 09:12|*Child Life*

12月11日から一週間、血液腫瘍科の外来でホリデーショップを開きました。
毎年恒例、ホリデーシーズンの行事です。

患者であるこどもとティーンたち、そしてその兄弟が会議室いっぱいに
セッティングされた「お店」で家族へのプレゼントを選びます。
こちらの家族はなんともいっても大家族。お父さんお母さん、兄弟はもちろんのこと
おじいさんおばあさん、いとこ、はとこ、おばさんおじさん、時には甥っ子姪っ子にも
犬や猫にもひとつひとつプレゼントを選びます。
「お店」にはおもちゃやぬいぐるみ、Tシャツやキャンドル、写真たて、
クリスマスの飾り、ボディローション、オルゴールなどなど
全ての世代が楽しめそうなものが並びます。
お父さんやおじいさん用に日曜大工道具や野球帽、ラジオなども並んでいました。
毎年Rosie's Loveという団体が全ての「商品」を調達してくれていますので
すべて無料、どんなに大きな家族でも子どもやティーンは心置きなく
ショッピングを楽しむことができます。

最後にボランティアさんたちがプレゼントを本当に綺麗に
ラッピングもしてくれます。後はツリーの下に置くのみ。
いつもはもらうばっかりのこどもやティーンたち、家族のために何かできることを
喜び、いきいきした表情をしています。

ショッピングをする間は保護者の方や付き添いの方はなるべく
外で待ってもらい、何を選んだかは秘密です。
でも小さな子どもたちはすぐに"I picked a candle for you!!!"
などと言ってしまったり。
じっくり時間をかけてひとつひとつ選ぶ子や、自分へのプレゼントを
選ぶのに試行錯誤する子、プレゼントより目の前のクリスマスクッキーに夢中な子がいたり。
外で待っていられないで、お店に入ってきて色々とアドバイスをしたい
親がいたり。なかなか出てこない子どもを笑顔で待っている
おじいさんやおばあさんがいたり。

クリスマスやハヌカを代表とする12月のホリデーシーズンは
病院に来る子ども達への寄付が殺到する時期です。
寄付主への挨拶やお礼をこなしながらも、このお店の運営をするのは
なかなか大変ですが、こどもの楽しむ様子や笑顔をみることはなによりも
うれしく、働いている私たちへのプレゼントになっています。

あと一週間、上へ下へ右へ左へと走り回る日々が続きます。
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HIPPA・個人情報保護法

2006.12.06 12:32|未分類

HIPPA(The Health Insurance Portability and Accountability Act)は
患者さんのプライバシーを守り、個人情報の流失を防ぐ法律です。
日本でいう個人情報保護法ということになります。
こちらの病院で「ヒパ」と言えば、みんな理解してくれます。

どんなに素敵な話も、どんなにかわいくてしかたない子たちのことも
名前や病名、その他の事、情報を流すことは禁止されています。
(とても残念なことに)・・感動することがあっても
許可をもらわない限り、私的な場でも話したり書くことはできません。
写真や絵も同じです。

ではどのような工夫をして守り、そして情報を大切に扱っているのでしょうか。

こどもや家族の写真を撮る場合は必ず許可の書類にサインをしてもらいます。
もし写真をとってその子どもと家族にあげる場合はポラロイドカメラが
一番。
一枚しかこの世にないことになるので問題はありません。
ただし色があせてしまいますけどね。
壁に写真を貼るとき、ファーストネームのみで個人が特定されないよう
注意します。

こどもの絵を何かの機会に使いたいときも同じ。保護者にサインをもらいます。
壁に貼る絵は必ずファーストネームのみが書いてあることを確認。
フルネームではわかってしまいますよね。フルネームは裏に書いておきます。

ボランティアさんもいろいろな患者さんやご家族と知り合いますが、
この決まりを守ることは同じです。
ボランティアさんの研修のときにこのように説明しています。
「ボランティアを終えて、エレベーターに乗った瞬間から
今日の出来事、患者さんや家族のことは絶対に口にしないこと&書かないこと。
もし、こどもや家族の様子を見ていて心配だったり、
気になることがあったら些細なことでもCLSに話して、その心配を解決して
外で話さなくても良いようにすること。」とお願いしています。

たとえば仲の良いお母さん達AさんとBさんが
同じ日に病院に来ないのでなかなか会えない場合。
Aさんが「Bさん、どうしてます?大丈夫かしら?」とCLSに聞いてきたときは。
みなさんなら何て言いますか?
「ごめんなさい、私は他の患者さんのことをお話できないんです。
電話番号ご存知ですよね、電話したら喜ぶと思いますよ。
今度Bさんに会ったら、Aさんが会いたがっていたって言っていいですか?
(口頭で承諾をもらう)。」と答えることになります。
少し冷たいみたいな気がするかもしれないですが、
安易に情報はもらさないと証明していることになるので
ご家族から信頼される結果になることがほとんどです。

もちろんケースによっては家族が話しにくいことを私達が
話さないといけない場合もありますが、許可をいただいてからです。

職場の同僚同士でも病院の外では、絶対話せないのです。
どうしても誰かのことを言いたいとき、CLSのひとりの口癖は
"Our friend who draw a picture of.."
「--の絵を描いた私達の友達」と医療情報がない描写で
もちろん名前も言いません。内容も医療や介入内容ではないですよ。
このようにひとりひとりのプライバシーを尊重しているのです。

CLの学生がケース・スタディーや毎日のログ(ケースや自分の活動の分析、
評価、理論との結びつきなどを書く課題)などで患者さんを扱うことは
もちろん当たり前です。
その場合は患者さんの名前を架空の名前にすること、または名前自体使用しないこと、
大学の教授や指導者やクラスメートもこのログやケースから学んだ
情報を使用しない約束を守ります。

先日0-2歳児対象の発達を応援する公的サポートにお願いする機会が
ありました、患者さんのご両親の了解と理解を得てから
先方に電話しサポートをお願いしました。

いろんな工夫をしてきちんと情報を守りながらも、
なるべく家族全員の家族の名前を覚えたり
家族同士了解の下、紹介しあったりしてサポートしあう暖かい環境をつくるのが
ソーシャル・ワーカーやCLSの役割でもあります。
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