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nt

Author:nt
2004年4月よりアメリカの小児病院腫瘍科血液科にてChild Life Specialistとして勤務。2010年より異なる仕事でCLに関わっています。実習ではSurgical Unitと腫瘍科外来を経験し、インターンシップは脳外科神経外科&ERで行う。

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Honesty is the best policy. 医療現場でのコミュニケーション

2008.08.05 20:55|未分類

少し前の記事「医療用語を作る・変える」には何人かの方にコメントを頂きました。
言葉やコミュニケーション、医療者の態度などがどんなに
患者さんや家族の心理的や感情に影響があるかそれが伝わってくる、
そして日本でも変えていけるといいなという希望を含んだそんなコメントでした。

遅ればせながら、とても励みになる考えさせられるコメントありがとうございました。

ボランティアさんたちのオリエンテーションをするときに私が必ずお願いすることは
「子ども達やご家族に何か質問されて
分からないこと、知らないことをきちんと「知りません」と言ってください」ということです。
子どもやご家族の役に立ちたい、何か親切をしたい!
と張り切っているボランティアさんたちですが、
病気のこと、治療のこと、
病院のなかのシステムや、流れなど全てを知っているわけではありません。
そのときに、予測のみで「こうかなー」とお話されて、
それが事実と違う場合に子どもや家族が混乱したり、
不信感を抱く小さな要因になったりします。
実際私も分からないときは
「分からないけれども、ちょっと聞いてみますね。」と言ったり
こどもに対しても知ったかぶりをしないで
「それはとってもいい質問だから、一緒にお医者さん・看護士さんに
聞いてみようか。」ということにしています。

ところで誰にも分からないことが病院には結構あります。
単純ながら、なんとなく事実と裏腹になってしまいがちなのが「待ち時間」の予測。
「後30分で入院のベットの用意ができるから」と言われてから
3時間待った、なんてことが結構あるのです。
もちろん待っているほうは30分のつもりで待っていますから
30分を過ぎた頃から段々とイライラ、不満も募ってきます。
子どもがつらそうだと、余計に心配も不安も増大したり。
病院へ常連(?)のご家族の中には
「30分?まあ期待しないで待っているね。」と
対応に慣れている方もいますが
ガンなどの深刻な病気を診断をされたばかりの子どもを持つ家族などは
小さな不安と不満が病院への不信感へつながりかねません。

ということで、待ち時間を聞かれたときはどうやって答えるか色々工夫します。
たとえば
「病棟のほうは、あと30分と言っていたみたいですが
まだ(他の子供が退院した後の部屋の)掃除も始まっていないようなので、
もう少し長くかかるかもしれません。
このような場合、とても長く待つ方もいるんですよ。
待つのって本当にストレスが溜まりますよね。
また詳細が分かったら看護士がお知らせします。
それまで何かお子さんができるゲーム
(家族ができることなど)持ってきましょうか?
何かできることがあったら声をかけてくださいね。」
「いつ診察になるか、今は残念ながら分かりません。
たくさんの患者さんがいらっしゃる日は
待ち時間を予測するのはいつも本当に難しいんです。
分かり次第、お知らせしますがかなり待つかもしれません。」

簡単なようで、時に見落としがちなこと。
正直に、事実に沿ったことを伝えていくことと
分からないことを質問したり、ご家族と
一緒に答えを見つけていこうとする姿勢でいることで
信頼関係を少しずつでも築けたら、
そんなことに気をつけています。
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